REPORT「土佐の植物暦」山好き社員の散策レポート

「土佐の植物暦」を片手に高知の山や公園を散策してみました!

「土佐の植物暦」
山好き社員の散策レポート
No.14

高知市で喫茶店を営む宮川夫妻のお孫さん、安果莉(あかり)さんは本が大好きな小学5年生です。好きな本の中には「土佐の植物暦」も。幼いころから近くの公園の草花で遊んでいた安果莉さんに宮川さんが昨秋、この本を贈ったからです。

京都で暮らす安果莉さん。ご夫妻との電話に花の話題がよく出るようになったそうです。春には弾んだ声で「表紙の白いタンポポ、見つけたよ」。そんな安果莉さんが夏休みに書いた「土佐の植物暦」の感想文を送ってくれました。

新鮮な気づきと発見

ていねいな字の手紙は「花の中で『おしべ』と『めしべ』が分かれていることを知りました」と始まり、花の形には「つりがね形」や「つぼ形」「つつ形」「星形」「一重」「八重咲き」などの形があることも知りました、と続きます。

「土佐の植物暦」では冒頭に「この本のみかた」を手描きのイラストで解説。花のつくりや形など、だれもが分かりやすく、親しみやすく読めるようにやさしい言葉を心がけました。

安果莉さんはきっとこのイラストに着目したのでしょう。
新たな知識が植物を観察するときの新鮮な発見につながっているとしたら、こんなうれしいことはありません。

「季節の花を楽しみたい」

うれしかったことがもう一つ。感想文の最後は「季節によって咲く花や植物もちがうので、季節によって花や植物を楽しみたいです」と結ばれていました。

身近な草花を通して季節の移り変わりにも気づくようになったのでしょうね。四季折々に変わっていく草花を「楽しみたい」という素直な言葉にハッとさせられました。

本がきっかけに

宮川さんの店では季節の花が絶えることがありません。窓際の棚には「土佐の植物暦」が置かれ、本を手にしたお客さんと花の話で会話がはずむことも珍しくないそうです。

豊かで深い植物の世界へ、この本がきっかけになりますように心から願っています。

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